どうも、グラントです。
突然ですが、日本三大夜景というものをご存知でしょうか?
北海道函館市の函館山、兵庫県神戸市の摩耶山掬星台(きくせいだい)、そして長崎県長崎市の稲荷山展望台の3つを総称して日本三大夜景と呼ばれています。
今回はそのひとつ、函館山についてピックアップします。
函館山の基本情報
標高:334m
周囲:約9km
富士山の標高が3,776mですので、十分の一以下の小ぶりな山と言えます。
また外観が牛が寝そべっているように見えることから、臥牛山(がぎゅうざん)とも呼ばれています。
函館山の夜景にまつわる勘違い
こちらの写真は2021年11月に旅行で訪れた時に撮影したものです。
写真で見てももちろん綺麗ですが、実物はもっともっと、これの100倍くらい綺麗でした!
夜景には人並みの関心しかなかったわたし(当時22歳の男性)ですが、ここから見た夜景は想像以上に綺麗で、その時の感動は今でも心に残っています。
iPhoneで撮ってこの綺麗さなので、ちゃんと一眼カメラで撮ればさぞ綺麗だったことでしょうね。
さてこの夜景のくびれた部分、北海道の地図でいうとどのあたりになるかご存知ですか?
北海道のくびれといえばここ(渡島半島)!とお思いのあなた、実はそれ勘違いしてございますよ。
(といいつつわたしもちゃーんと勘違いしておりました。)
正解はこちら!
函館市街ですね。
写真の夜景は函館山の山頂から函館市街を眺めたものでございます。
北海道全体の地図で見ると赤まるの部分です。
米粒くらいの大きさなので、全然わからなくなりますね。
函館山には切ってはいけない木がある⁉︎
前回わたしが函館山を訪れた際はロープウェイが運転休止していたため、タクシーを拾って陸路で向かいました。
その道中、道のど真ん中にそびえ立つ一本の高木が。
意図的としか思えない不自然な位置に一本だけ残されているのです。
ここからはタクシー運転手さんに聞いた話なのですが、どうやらかつてこの道をバイクで走っていた若者がこの木との衝突事故で命を落としてしまわれたそうなのです。
その後、道路工事を進めるにあたりその木を切ろうとすると、不吉なことが起こるようになり、木を切り倒すことはせず、そのまま残されるようになったとか。
真相を確かめる術はありませんが、函館山にタクシーで向かう際はぜひご覧になってみてください。
おそらくタクシー運転手さんの間では有名なお話しなのだと思います。
函館山はかつて島だった⁉︎
ここからが今回のタイトルに関するお話し。
函館山は先ほど地図でも見たように、函館市街から陸路で続いた場所に位置しています。
ですがこの函館山、かつては海に浮かぶ孤島だったというのです。
函館山はもともと、約100万年前の海底火山の噴出物が土台になり、その後の噴火による隆起・沈下を繰り返して大きな島として出現しました。
その後、海流や風雨で削られて孤島になり、流出した土砂が堆積して砂洲ができ、約5000年前に渡島半島(おとはんとう)と陸続きの陸繋島になったとされています。
〜陸繋島とは?〜
陸繋砂洲の形成によって主陸地と陸続きと化した、過去の島のことであーる。
島と陸地をつなぐ陸繋砂洲は、またの名をトンボロ(tombolo)という。
つまり函館山は、かつては一つの島として誕生!
その後海流などにより削られるも、その土砂が陸地とつながるための大地となったことで現在の姿になった、ということですね。
以上、今回は函館山について調べてみました。
やはり地理というのは知れば知るほど奥が深く面白いものですね。
その土地の成り立ちを知った上で、実際にそこを訪れたらまた一味違った楽しみがありそうです。
函館また行きたいなぁ🍺
コメント