どうも、グラントです。
夏は経理の仕事が落ち着くタイミング。
年度末決算も終わり、各種税務もひと段落。
息を吐く間もなくやってきた第1四半期決算を終えれば小休止です。
いわゆる閑散期というやつです。
残業に対する心持ち
残業に対するヘイト
経験上、業務が落ち着いている時の方が残業時間に対する嫌悪感的なものは強いのです。
閑散期は退勤後の時間を、趣味や遊びに好きなように使えます。
自由時間の魅力にちゃんと気づけているからこそ、残業アンチの鬼になる。
自分の時間を仕事に奪われてたまるか。
そんな感じです。
ヘイトみたいですね。
だから閑散期には残業時間を減らすための策を練ります。
シンプルなのが、タイムリミット作戦。
どれだけ業務があろうと、自分が決めた時間には帰るようにする。
例えば19:30まで、とか。
そんな感じのシンプル作戦。
もちろん業務の緊急度にもよりますが。
自分的に最悪何時までに会社を出れば、その後のことがゆとりをもって行えるか。
そのボーダーを設定しようというのが目的です。
超簡単。
誰でもできる。
いざ仕事が増えるとどう変わるか
さあ、そんなタイムリミット作戦。
仕事がある時にちゃんと実践できているのか。
答えは否。
ならばなぜか。
気持ちが揺らぐからです。
業務に集中していると、「ここまでやりたい」という気持ちが出てきます。
それがキリ良く終わればいいのですが、なかなかそう上手くいかないのが現実。
キリのいいところまでやるにはタイムリミットが過ぎてしまう。
ここで問題なのは、どうしても今日中というわけでもないのに、キリのいいところまでやろうとしてしまうことです。
キリの悪いところで中断するのが、気持ち悪く感じてしまう。
スッキリしたところで帰りたい。
そういう性格。
これって性格だけのせいじゃないのでしょうか?
誰しもそう思うんですかね?
タイムリミットまでに帰れるけど、キリが悪い。
そういう日は普通に帰ればいいのに、
「今日は予定入れてないから別に過ぎてもいいか」
という逃げ道を作って仕事をしてしまうのです。
たった1回。
されど1回。
一度でもイレギュラーが生まれれば、それは瞬く間にレギュラーを蝕んでいきます。
残業のためのルールブックを作ろう
気まぐれな”気持ちさん”には退場してもらう
その日の気持ちで左右されてしまうわたし。
きまぐれさんです。
せっかく作ったタイムリミット作戦も自分で破ってちゃ意味なし。
となれば、残業するか否かの脳内会議から”気持ちさん”を退席させましょう。
論点がブレるので邪魔です。
“気持ちさん”に出て行ってもらったら、次はフローチャートとルールを作りましょう。
フローチャートの条件分岐で、残業するか否かの判断を行います。
そして残業する必要がある場合、あくまでルールに則って残業するようにするのです。
残業するしないフローチャート
①今日中の仕事か?
No→②へ進む
Yes→残業
そもそも今日中のものを今日仕上げようとしない。
計画性のなさが証明されました。
今回はひとまず終わらせることに意識を向ける。
その後、次までに何をすればスムーズに進められるか反省の時間を設ける。
反省すべき項目はまた考えましょう。
②業務フローの先に上司はいるか?
No→帰宅
Yes→③へ進む
キリが悪いというのが嫌という、自分の好みだけが残業の理由ではありません。
ここまでやっておけば上司がチェックする時間を作れるはずだから、せめてここまで…。
そういうことも考えます。
これは悪くはない。
もし上司のチェックが必須のものなら③へ進んでみましょう。
でもフローの先に上司がいないなら帰ってよし。
③残業してやる業務は直近の期限を守るために”直接的に”必要なものか?
No→帰宅
Yes→残業
ここでYesが出るということは、割と追い込まれている状況です。
残業もやむを得ません。
やってやりましょう。
ただここで残業をするにあたっての”ルール“。
*1:絶対に帰る帰宅時間を定める
*2:最低限やらなければいけないことだけをやる
*3:*2が終わったら、*1の時間より早くとも帰宅する
*4:*1の時間までに終わらなかった場合は、そこまでの進捗を報告して帰る
この4つの注記は絶対に守る。
これをわたしの残業ルールとして設定します。
最低限やらなければいけないこと。
たとえば、
今日中に一度上司にチェックしてもらえば、明日以降の業務が捗るもの。(業務のショートカット)
または助言を受ければ、成果物の質が上がりそうなもの。
こういうものならやる価値ありです。
ルールの範囲内で残業しましょう。
たとえ終わらなくても、進捗を報告して帰る。
そこで何か助言がもらえる可能性もあります。
できるところまで一人でやってやる!
みたいな意地と根性の世界からは足を洗うべきです。
Noについて。
わたしには直近の期限を守るために”直接的に”は関係がないものをやりたがるという習性があるのです。
性格的なお話しですが、
わたしはウサギとカメならカメの方の人間なのです。
コツコツやっておいてなんとか逃げ切りたい。
アリとキリギリスならアリ。
いま頑張って冬は安全にダラダラしてたい。
そういう性格なので、今のうちに将来楽をするための業務をしたくなってしまうのです。
ただそれは業務ではありつつも、仕事であるかはわかりません。
将来のためのものはあくまで”準備”ですから。
やったら自分が楽になるけど、やらなくてもマイナスにはならないもの。
わたしはこういう「将来の自分が楽をするためのもの」に時間をかけがちなのです。
しかも直近のものよりも優先して、手をつけてしまうことすらありました。
キリが悪いからというだけの理由で。
そんなものを昼間にやってたせいで、必須のものをやるべく夜に残業をする。
愚か。
将来の自分のために今の自分を疎かにしない。
急ぎじゃないなら帰る!
これは徹底すべきです。
そしてそういう「将来の自分が楽をするためのもの」は、「中長期やることリスト」に加えましょう。
そんなものないって?
なら作るのですよ。
(わたしも明日作ります…)
「中長期やることリスト」に加えておいて、閑散期にそれをやる。
単純な話。
準備が上手な人とはそういう人のことを言うのでしょう。
残業とうまく付き合って、いい仕事をしていきたいものです。
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